眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

銀の鉤

日記

夜空に架かった細い銀の鉤(フック)
三日月が、この街の嘘を暴き出す
ビルの隙間に滑り込む光線は
まるで、あいつの冷ややかな眼差しのようだ
グラスの底で氷が鳴いた
ジャズの旋律が心に染みる
「綺麗なものほど遠くにある」と
教えてくれたのは、あの夜の口紅だった
氷は溶け、琥珀色は薄まり
夜の底で、俺は静かにグラスを置いた
窓辺に浮かぶ三日月を背に
冷えた上着を羽織り、次の街へ歩き出す


#日記広場:日記