眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

常夜の迷宮

日記

午前四時の時計の針を、
この街の誰もが無視している。
夜明けという名の救いを待つのは、
とうの昔に諦めた。
ここでは、果てしない夜だけが、
唯一の誠実な支配者だ。
ネオンの色が脳裏に焼き付き、
日付の境界線など泥水に溶けて消えた。
終わらない闇に不満を漏らすな。
明けない夜があるのではない、
この闇の深さを愛しているだけだ。
時計を巻き戻す必要はない。
太陽の光を求めるな。
光はただ、
隠しておきたい傷口を暴くだけの
無慈悲な正論に過ぎない。
ビルボードの美女の瞳が冷たく見下ろし、
冷えたアスファルトが足元を試す。
終わりがないからこそ、
この一歩をどう踏み出すか。
それだけが、残された唯一の自由だ。
ジャズの旋律はエンドレスに回り、
グラスの底の氷は溶けるのを忘れた。
トレンチコートのポケットに両手を突っ込み、
ただ、この永遠の闇と
どこまでも並んで歩いていく。
朝を乞うな。
光にすがるな。
果てしない夜の真ん中で、
ただ冷徹に、
己の影の濃さを確かめていろ。_______


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