眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

神聖なる市場

アート/デザイン

額縁(フレーム)を一枚めくれば
そこにあるのは芸術(アート)じゃない、ただの商売さ
パレットに絞り出された極彩色の絵の具より
汚い金(カネ)の匂いのほうが、ここではよっぽど息がしやすい
美を語る審査員どもの肥えた腹
あいつらの耳をひらかせるのは、崇高な批評(セオリー)じゃない
乾いた音を立てて積み上がる、お布施の厚みさ
魂の価値(ネダネ)なんて、最初から帳簿の隅に書き込まれている
「絵が好きだ」
その一言を胸に抱いたまま
俺はこの小汚い市場(マーケット)の泥水をすすってきた
天才の真似事をするペテン師と、それに群がる買い手ども
どいつもこいつも、虚栄という名の舞台で踊る操り人形さ
だが、いいさ
どれだけシステムが腐り果て、出来レースの幕が上がろうと
この指先が覚えている、キャンバスに筆を走らせたあの感触だけは
誰にも、いくら積まれても、売り渡すわけにはいかない
裏通りの安酒場、バーボンのグラスに濁った街の灯が揺れる
あいつらがいくらで魂を売ろうが、俺の知ったことじゃない
俺はただ、俺の愛した色彩(いろ)と、この冷めた現実(リアル)を
誰の指図もうけず、最後まで睨みつけ続けてやるだけさ


#日記広場:アート/デザイン