眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

免罪符の道化師と、冷たい雨

日記

ネオンが歪む深夜のダイナー、
隣の席で、若者たちが下らない大声で笑っている。
「俺たちバカだからさ」と、誇らしげに肩をすくめ、
人生のすべてを「ノリ」という言葉で片付ける。
思考を捨てたことを「潔さ」と勘違いしている、したり顔の道化たち。
彼らは「おバカ」という鎧を着込んでいる。
傷つく前に、自ら進んで道化の仮面を被るのだ。
そうしていれば、挑まなくて済む。
敗北を知ることも、己の無知に絶望することもない。
それは、傷つくことを恐れた臆病者の、最も卑怯な逃げ場所だ。
「バカは気楽でいいよな」
耳を打つその言葉の裏で、奴らの目は泳いでいる。
思考を放棄した代償に、彼らは未来という名の暗闇に怯えている。
レールを外れる度胸も、闇を切り開く覚悟もないまま、
ただ、その場しのぎの空騒ぎで、孤独をごまかしているだけだ。
俺はグラスの氷を指で回し、その空虚な笑い声を聞き流す。
人生の面倒から目を背け、開き直る奴らに、
本当の「自由」の重さが耐えられるわけがない。
自由とは、すべての責任を己の背に負うことだ。
席を立ち、コインをテーブルに放る。
ドアを開ければ、容赦のない夜の冷気が肌を刺す。
どれだけ不器用で、どれだけ泥にまみれようとも、
俺は思考を止めない。
おバカの楽園で吠える犬どもを置き去りにして、俺は夜の深淵へ足を進める


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