眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

月光の森のしらべ

小説/詩


だれも知らないみどりの森の
しづかな夜の ひかりのしづく
梢をぬらして あふれるものは
むかし僕たちがわすれた歌だ
おまへの髪に 月光(つきかげ)がふり
やさしい指が ともしびを消す
そのときかすかに 風のひびきが
ぼくらのまはりで 輪を踊るだらう

青いあざみの しをれる蔭に
あまたの星の またたきが湧き
微風(そよかぜ)はただ ささやいている
すべては夢の あわひのこと、と
おまへのひとみに 涙がひかり
私の胸に 夜がひろがる
月光(つきかげ)の森の 遠いしらべは
さよならのやうに あまくせつない


#日記広場:小説/詩

  • 眠

    2026/06/04 09:34:32

    > 蜜翡さん
    1本の線としてつながる解釈私たちは自由に生きる:人生にはあらかじめ決められた「完成形(詩の終わり)」はありません。私たちは誰もが、自分の意志で日々を紡ぐ詩人です。いま、この瞬間を愛する:終わりや目的がないことは、虚しいことではありません。むしろ、終わりがないからこそ、いま言葉を紡いでいる「この瞬間」を全力で愛し、肯定できます。変化し続ける美しさ:世界は常に変わり続けます。完成させて固定するのではなく、未完成のまま変化し続けること自体が、生命の本来の姿(真理)です。つまり、終わりのみえない詩とは、「ゴールに到達することではなく、歩み続けること自体が人生の美しさである」という強い生の肯定を表しています。
    終わり(ゴール)がないからこそ、いま生きるプロセスそのものに絶対的な価値がある」ということです

    ジャン=ポール・サルトルが提唱したように、人間にはあらかじめ決められた本質がありません(実存は本質に先立つ)。終わりの見えない詩は、「人生という白紙のキャンバスに、自ら言葉を紡ぎ続けること」のメタファーです。意味や目的(=詩の終わり)が最初から用意されていないからこそ、私たちは自由に自分自身を定義し続けることができます

    目的や終着点がないという虚無(ニヒリズム)に絶望するのではなく、「そのプロセスそのものを愛し、何度でも詩を詠み続けること(アモール・ファティ:運命愛)」こそが、究極の生の肯定であると解釈して下さい  失礼いたしました。

  • 蜜翡

    蜜翡

    2026/06/04 03:50:53

    ページを捲る度に、詩が朧げに変わらない物語を終わりがみえない位に謳っている、印象です。