眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

雪の夜(よ)のしらべ

小説/詩


ともしびを消した 夜の窓辺に
ふりしきる雪の しろいまたたき
それは僕たちが いつか失くした
あまくて せつない 約束のいろ
おまへの頬を つたふなみだは
凍れる夜の くだける破片(かけら)
かなしみはただ うつくしく透き
よごれた世界を あらはしてゆく

もう呼びあふ こゑも途絶えて
風は静かに 銀の息をはく
すべては埋もれ ゆくのだとしても
このまたたきを 忘れないでおくれ
あなたの胸の ふるへる弦(いと)が
雪のすきまに ひびきをのこす
泣いていいよと 月光(つきかげ)が言ふ
そのしらべだけが いつまでも白い_


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