眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

遊園地の廃墟

日記

錆びついた鉄骨が、夜風に吹かれて低く軋む
かつて子供たちの歓声で満ちていた場所は
今や、月光だけが静かに降り積もる記憶の墓場だ
俺は一人、塗装のはげたベンチに腰を下ろす
足元で、破れたチケットの切れ端が風に舞った
あいつとここで、未来なんて不確かなものを語り合った
メリーゴーランドの木馬たちは、動くあてのないまま
凍りついた時間のなかで、じっと夜空を見上げている
「時が止まったのは、ここだけじゃない」
煙草の煙が、動かない観覧車の影に吸い込まれていく
胸の奥で鳴り響くブルースは、あの頃よりも泥臭く、重い
失ったものは二度と戻らないと、この静寂が教えている
だが、その痛みが、俺がまだ生きている証拠だった
壊れたスピーカーから、幻の音楽が聞こえた気がした
俺はゆっくりと立ち上がり、コートのポケットに手を深くねじ込む
振り返ることはしない,影だけを残し、俺は静かに、錆びついたゲートをくぐり抜けた_


#日記広場:日記