眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

星屑の部屋に響くロンド

小説/詩

壁のひび割れから零れ落ちた
微かな光の粒子たちは
いつしか部屋を満たすプラネタリウム
その光の海を泳ぐように
古いレコードから零れだす
名前も知らない静かな音楽
ピアノの単音がひとつ、ぽつりと爆ぜて
暗闇に新しい星座を描き出す
チェロの低い震えは
そっと部屋の床を毛布のように浸していく
言葉をなくした私たちの代わりに
旋律が思い出の輪郭をなぞる
音符の隙間でまたたく光は
まるで楽譜に隠された秘密の星
微睡(まどろみ)のなか
音楽と光の境界線が消えていく
私たちはただ
静寂よりも静かな音のなかで
満天の星屑に抱かれている


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