眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

漆黒の雨

人生

冷たい雨が
都会の歪んだ骨組みを濡らしている
ネオンの赤は
アスファルトの上で、まるで血のように滲む
誰も俺に 傘を差し出すな
誰も俺の 孤独を憐れむな
この雨は
世界に溢れる安い言葉を
綺麗に洗い流してくれる
「人は変われる」と
液晶の向こうで 誰かが呟いた
変わるだと?
ふざけるな
この雨の冷たさを
この胸の痛みを
別の何かに 塗り替えられてたまるか
俺は、俺のままでいい
変われない過去を 背中に背負い
変わらない夜を 睨みつけながら
この暗闇を どこまでも歩いていく
すれ違う奴らは
ただの通行人だ
俺の人生の 1ページも触れさせはしない
燃え尽きかけのタバコが
一瞬、赤く爆ぜて
雨の中に 消えていった
それでいい
これが、俺の選んだ夜だ

割れたグラスの底に
沈むのは
安物のバーボンと、わずかな過去
誰も俺を救わなくていい
誰も俺を許さなくていい
世界がどれほど
綺麗な言葉で着飾ろうと
俺の皮膚に染みついた
夜の冷たさは消せやしない
背負った傷の数だけ
俺は頑固になり
流した血の数だけ
俺は静かになる
「人は変われる」と
誰かが遠くで吠えている
勝手に変わるがいい
俺は、この歪んだ骨格のまま
夜の荒野を
ただ、独りで歩いていくだけだ
明日の朝日が
俺を照らさなくとも
この胸の凍りついた誇りだけは
誰にも渡しはしない
引き金を引くのは
いつだって、俺自身の意志だ_


#日記広場:人生