眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

ストロベリームーンの森4

日記

明けない夜のなかで 森はしずかにため息をつき
私はあなたの名前を 風のなかに失ってしまう
しかし 深い闇のむこうから
かすかな光が 梢を優しくたたきはじめる
それは夜を連れ去る あたらしい朝の羽ばたき
ねむっていた小鳥が 小さく瞳をひらき
露にぬれた白い花が また静かに息を吹きかえす
薄紅の月は 山の端へと隠れゆき
寂しさに凍えていた私の心にも
一すじのあたたかい風が そっと吹きぬける
あなたはもういないけれど あなたがくれた優しさは
この森の木々のように 私の中に生きつづける
朝もやのなかに きらめく光のしずくを見つめ
私はまた 一歩を踏みだしてみようと思う
かなしみの夜を越えて ひかりのみちる明日へと_


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