灯をみつめて
灯をみつめて、ひとりで坐っていると、
しずかな夜のあわいから、
失われた時間がそっと戻ってくる。
小さなともしびがゆれるたびに、
ぼくの心もかすかにふるえる。
しずかな夜のあわいから、
失われた時間がそっと戻ってくる。
小さなともしびがゆれるたびに、
ぼくの心もかすかにふるえる。
それは、もう会えないだれかの面影。
それとも、どこかへ置き忘れた古い約束。
やわらかな光のなかに、
うつくしいパステル画のような記憶が、
淡くにじんで、また消えてゆく。
それとも、どこかへ置き忘れた古い約束。
やわらかな光のなかに、
うつくしいパステル画のような記憶が、
淡くにじんで、また消えてゆく。
窓の外では、風がなにかを囁いている。
夜の深みのなかで、
ぼくはただ、このともしびをみつめている。
そこには、小さな幸福の記憶と、
かすかな、けれど消えない寂しさがある。
夜の深みのなかで、
ぼくはただ、このともしびをみつめている。
そこには、小さな幸福の記憶と、
かすかな、けれど消えない寂しさがある。
呼びかける声は、もう聞こえない。
けれど、この灯がともるかぎり、
ぼくの心のなかの、小さな部屋で、
あのなつかしい日々は、
いつまでも、やさしく生きつづける_
けれど、この灯がともるかぎり、
ぼくの心のなかの、小さな部屋で、
あのなつかしい日々は、
いつまでも、やさしく生きつづける_