眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

灯をみつめて

小説/詩

灯をみつめて、ひとりで坐っていると、
しずかな夜のあわいから、
失われた時間がそっと戻ってくる。
小さなともしびがゆれるたびに、
ぼくの心もかすかにふるえる。
それは、もう会えないだれかの面影。
それとも、どこかへ置き忘れた古い約束。
やわらかな光のなかに、
うつくしいパステル画のような記憶が、
淡くにじんで、また消えてゆく。
窓の外では、風がなにかを囁いている。
夜の深みのなかで、
ぼくはただ、このともしびをみつめている。
そこには、小さな幸福の記憶と、
かすかな、けれど消えない寂しさがある。
呼びかける声は、もう聞こえない。
けれど、この灯がともるかぎり、
ぼくの心のなかの、小さな部屋で、
あのなつかしい日々は、
いつまでも、やさしく生きつづける_


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