ともしびの告解
小川のひかりは冷たく冴えかえり
満月の青い円光にみちているのに
森の奥の 古い教会の窓からは
ただ寂しい鐘の音がひびいてくる
満月の青い円光にみちているのに
森の奥の 古い教会の窓からは
ただ寂しい鐘の音がひびいてくる
それは過ぎ去った日々のうたのやうに
蛍のあわいまたたきを震はせ
くらいしじまのなかへ消えゆく
一つのかなしい祈りのやうに
蛍のあわいまたたきを震はせ
くらいしじまのなかへ消えゆく
一つのかなしい祈りのやうに
ああ あんなにも優しかったおもひでが
この夜のつめたい水面(みなも)にくだけ
もう二度ともどらないと告げてゐる
この夜のつめたい水面(みなも)にくだけ
もう二度ともどらないと告げてゐる
古い堂の鐘はくりかえし鳴りわたり
蛍の火はかなしみの鍵盤をたたく
私はただ 涙のなかで立ちつくしていた_
蛍の火はかなしみの鍵盤をたたく
私はただ 涙のなかで立ちつくしていた_