眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

それからの想い…… 或る朝の歌に

小説/詩

星くづの夜は とほく 去り
あかるい光が 草原(くさはら)を みたした
あれからの ぼくの こころには
ただ しづかな 風のわだちが 残る
きみの 囁きは もう 聞こえないけれど
つゆくさの 青い 花びらのうへに
きらめく 朝の しづくを みるとき
ぼくは あの夜の すべてを 思ひだす
失はれたものは どこへ 行くのだろう
風が 梢を ゆすぶる やうに
時は ぼくらを やさしく 遠ざける
それでも ぼくは ここに 佇み
あたらしく 生まれる 雲を みつめよう
きみのゐない 朝の まぶしさのなかで


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