眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

小さな手帖のひらき戸に…… 序詩

日記

これは ぼくが ひとりで あつめた
風の ゆくへに ちつた 言葉の くづだ
あの日 草原(くさはら)で びよせた スターダストの
かすかな 記憶の 燃えさしだ
きみと わかちあつた 朝の しづくや
マントを 濡らした 冬の 旅の 雪
そして ぼくの 個影(こえい)の あしもとに
そつと 芽生へた 春の ひかり
すべては うつろひ 去つてゆくけれど
ぼくの こころの 窓を ひらけば
いつの 季節も そこに 佇んでゐる
どうか ページを めくつておくれ
失はれた 時間の どこかから
なつかしい 風が きみに 届くやうに


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