恋という名の免罪符
恋愛は事欠かない罪悪。
私たちは、お互いの寂しさを埋めるためだけに、
何度でも、その甘い地獄の門をくぐる。
私たちは、お互いの寂しさを埋めるためだけに、
何度でも、その甘い地獄の門をくぐる。
男のくせに色白で、若くもないこの美貌が、
またしても誰かの人生を狂わせ、私自身の首を絞める。
愛し、愛されるたびに、
私の魂は、さらに薄汚れていくというのに。
またしても誰かの人生を狂わせ、私自身の首を絞める。
愛し、愛されるたびに、
私の魂は、さらに薄汚れていくというのに。
世間はそれを「不道徳」と呼び、私たちは「宿命」と呼ぶ。
けれど本当は、ただの退屈しのぎなのだ。
冷え切った家庭から、あるいは、息の詰まる日常から、
ほんのひととき逃げ出すための、卑しい共犯関係。
けれど本当は、ただの退屈しのぎなのだ。
冷え切った家庭から、あるいは、息の詰まる日常から、
ほんのひととき逃げ出すための、卑しい共犯関係。
「あなたとなら、死んでもいい」
そう囁く女の、濡れた瞳のなかに、
私は自らの、浅ましい道化の顔を見出す。
私たちは互いを裏切りながら、
その裏切りを「愛」という名の免罪符で、美しく飾り立てる。
そう囁く女の、濡れた瞳のなかに、
私は自らの、浅ましい道化の顔を見出す。
私たちは互いを裏切りながら、
その裏切りを「愛」という名の免罪符で、美しく飾り立てる。
ああ、なんと罪深く、なんと滑稽なことか。
ひとつの恋が終われば、また次の傷口を探し、
泥沼のなかでしか息ができない、哀れな魚のように、
私たちは、罪の味を貪り続ける。
ひとつの恋が終われば、また次の傷口を探し、
泥沼のなかでしか息ができない、哀れな魚のように、
私たちは、罪の味を貪り続ける。
神よ、私からこの、人を惑わす貌を奪ってくれ。
さもなければ、この終わりのない恋愛という名の刑罰から、
いっそのこと、心中という名の、最も美しい罪悪で、
私たちを永遠に解き放ってくれ。
さもなければ、この終わりのない恋愛という名の刑罰から、
いっそのこと、心中という名の、最も美しい罪悪で、
私たちを永遠に解き放ってくれ。