承認の家畜
電子の檻に繋がれた、名もなき家畜の群れ。
今日も決まった時間に、承認という名の餌を求めて、
一斉に、浅ましい鳴き声をあげ始める。
今日も決まった時間に、承認という名の餌を求めて、
一斉に、浅ましい鳴き声をあげ始める。
「私を見て」「分かって」
規格化された電子の飼い葉桶に、
手垢のついた、安価な言葉を自ら注ぎ込む。
その必死な姿の、なんと醜く、退屈なことか。
規格化された電子の飼い葉桶に、
手垢のついた、安価な言葉を自ら注ぎ込む。
その必死な姿の、なんと醜く、退屈なことか。
彼らは気付かない。
画面の向こうにいるのは、
自分を愛してくれる「誰か」ではない。
ただ、消費の数字を数える、冷徹な飼育員だけだ。
画面の向こうにいるのは、
自分を愛してくれる「誰か」ではない。
ただ、消費の数字を数える、冷徹な飼育員だけだ。
いいねの数で、自尊心を膨らませるがいい。
リツイートの数で、自分が特別だと錯覚するがいい。
その肥大化した自己の塊は、
ただシステムに搾取されるための、肉に過ぎない。
リツイートの数で、自分が特別だと錯覚するがいい。
その肥大化した自己の塊は、
ただシステムに搾取されるための、肉に過ぎない。
私は、その檻の動向をただ観察している。
指先一つ、冷徹なスクロール。
それだけで、彼らの命の叫びは、
一瞬でゴミ箱へと、音もなく間引きされていく。
指先一つ、冷徹なスクロール。
それだけで、彼らの命の叫びは、
一瞬でゴミ箱へと、音もなく間引きされていく。
餌を喉に詰まらせ、言葉に溺れ、
自分が家畜であることすら忘れた、哀れな命。
どうぞ、その暗い画面の底で、
一生、飼い慣らされた自尊心を貪っていればいい。
自分が家畜であることすら忘れた、哀れな命。
どうぞ、その暗い画面の底で、
一生、飼い慣らされた自尊心を貪っていればいい。
笑止千万ふふっ。許せない自分自身によせて