眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

空っぽのシンバル

日記

脳髄のない理由を
「実践派だから」と誇らしげに語る
彼らの世界の天井は低く
そして、どこまでも狭い
知らないことは、存在しないこと
理解できないことは、すべて「理屈っぽい」
その思考のショートカットは実に見事で
どんなに複雑な社会の仕組みも
たった一言の「陰謀」や「利権」で片付けてしまう
深く考えることを嫌う彼らは
いつも誰かが用意した分かりやすい怒りに飛びつく
スマートフォンの画面を指で弾き
見出しだけで全てを悟った気になり
拡声器を手にしたかのように、意見を怒鳴り散らす
議論とは、どちらが正しいかを決める場ではなく
ただ「相手を黙らせるゲーム」だと思っている
だから言葉のキャッチボールは成立しない
彼らが投げるのは、いつもただの石ころだ
教養とは、他者への想像力のことなのに
彼らの辞書にそのページは破り取られている
自分と違う価値観を持つ人間を
「頭が固い」「エリートの気取り」と冷笑し
己の無知を「純粋さ」と言い換えて胸を張る
注意深く、慎重に語る知者を
「優柔不断だ」と指差して笑うその姿は
崖に向かって猛スピードで走る車のようだ
ブレーキの存在を知らないことが
彼らにとっての「強さ」なのだから
叩けば叩くほど、よく響く
中身のない、空っぽのシンバル
その騒々しい音に耳を塞ぎながら
私たちはただ、静かに通り過ぎるのを待つ
彼らがその狭い檻の中で
自分が世界のすべてを知っていると
信じ込んでいる、その哀れな幸福を
壊さないように、そっと。    御猿は放置がいいね


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