眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

青い窓

小説/詩

ひとりが夜の暗い坂をあゆむとき
そのあしおとはただ闇に消えてゆく
けれどわたしのてのひらに灯る火は
ただひとりの孤りだけのものではなかった
世界が強いる冷たい不条理の風に
わたしが静かに「否」とつぶやくとき
とおくの窓にもおなじ青い火がともり
かなしみは分かちあう光へと変る
人はみな同じ病をわかちあふ旅人
だからこそこのつめたい風のなかで
手を取りあひひとつのうたをうたふ
孤りの夜の境界をいま超えて
わたしたちは確かにここに在るのだと
風のなかに声を響かせあひながら


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