眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

星屑の高原 再会の約束

小説/詩

み上げる夜空のすきまから こぼれる星屑(ほしくず)
高原のしじまを あおい光の粉(こ)が満たしてゆく
ぼくの肩にふれる つめたい夜の風は
いつかおまへと 分けあった季節の匂いがする
「またいつか、この場所で」と かわした約束
それはもう 言葉の形をしてゐないけれど
天の川のひそやかな きらめきのなかに
ぼくたちの時間は 永遠(とは)に刻まれてゐる
もう 逢へないことのさびしさを嘆くまい
こんなにも星のまたたきが やさしく降り注ぎ
ぼくのなかの暗闇を あかるく照らすのだから
夜が明ければ またあたらしく旅立つぼくを
あのいちばん大きな星が 見守ってくれるだらう
ふたたび巡りあふ その約束の日のために


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