眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

ネオンの墓標を蹴り上げて

日記

摩天楼の影が、アスファルトに長い孤独を落とす。
ヘッドライトの奔流と、歪んだジャズの音。
この過密な都会(まち)は、数百万の孤独がひしめき合う、巨大な荒野だ。
他人の温もりにすがり、弱さを誤魔化すのは容易い。
だが、群衆に紛れたところで、お前の渇きが癒えることはない。
他人の背中に隠れて生きる命は、
その誰かが倒れたとき、同時に死を迎える。
「独生独死」
お前がこの街に産み落とされたあの日から、
カウントダウンは、すでに独りで始まっている。
ビル風がコートを叩き、冷たい現実を突きつける。
泣き言を言う暇があるなら、
その足を一歩、前に踏み出せ。
傷つかない防弾チョッキを探すな。
銃弾を浴びても、なお立ち上がる「タフな魂」を飼い慣らせ。
身自ら之を当け、代わる者あることなし。
この街の冷たさも、夜の底の虚しさも、すべてお前だけの戦場だ。
誰も代わりに引き金を引いてはくれないし、
誰も代わりに、お前の明日を生きやしない。
ネオンの光が、泥にまみれた靴を虚飾で照らす。
だが、その泥こそが、お前が独りで戦い抜いた勲章だ。
誰のせいにもしない。
誰の救いも待たない。
タフに、ただ狂おしいほどタフに、この夜を生き抜け。
夜明けが来なくとも、お前自身の火薬で、その闇を焼き尽くせ。


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