眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

饒舌な弾丸(口先だけのステップ)

日記

カウンターの端で、お前はまた喋り出す
安物のウイスキーに、これ見よがしの理屈を混ぜて
世界がいかに間違っているか
俺の生き方が いかに非効率であるかを
お前の言葉は、装填された弾丸のようだ
だが引き金を引く指は、いつも震えている
傷つくのが怖いから 先に噛みつき
見捨てられるのが怖いから 煙に巻く
「データによれば」と お前は言う
「確率論から言えば」と お前は絡む
その尖った言葉の奥で
迷子の子供が 助けを呼んで泣いているのが見える
うるさい
俺のグラスの氷が、お前の声で溶けてしまう。
世界はそんなに、美しく整っちゃいない
お前が並べた 完璧な方程式は
この街の泥水を、一滴もせき止められやしない
理屈で武装した その薄い胸の裏
本当の「銃声」を聞いたとき、お前は何を語る?
言葉の弾切れを起こしたお前の、
その怯えた目が、俺は嫌いじゃない
いいから、その乾いた口を閉じろ。
次の弾(へりくつ)を込める前に、
この苦い琥珀色の液体を、黙って喉に流し込め。


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