眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

泥の夜、あくる朝の光

小説/詩

街はすべて濁流となり 私は首まで泥に浸かっていた
暗闇のなかで 幾百もの尊い命が消えてゆき
水が去ったあとの街は まるで戦場のような惨劇だった
なぜこれほどまでに 世界は引き裂かれてしまったのか
冷たく乾いてゆく泥の底に 昨日までの日常が埋もれている
立ち尽くす私の目の前で ただ時間だけが冷酷に流れていた
けれど 見上げる空は あまりにも残酷に美しく
燃えるような朝焼けが すべてを優しく照らしだす
悲しみも 苦しみも その光のなかに溶かしてゆくように
あの地獄のような夜の果てに なぜこれほどの光が満ちるのか
私は涙のなかで ただその美しい朝の空を仰いでいた
失われたひとたちの魂へ 祈りを捧げるように


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