眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

ひとり弾くソナチネ

小説/詩

ピアノの音が しづかに溢れて
誰もゐない森へ 流れてゆく
パステル画のやうな 淡い青空
窓辺のソナチネは 風に揺れる
水色のガラスのむこう ひそやかに
一羽の小鳥が 拍子(リズム)をとり
僕の失つた やさしい歌を
木々の梢へと はこんでゆく
おまへはあの しろい夏雲のなかで
鍵盤のはねる音を 聴いてゐるのか
桃色のリボンを ひるがえしながら
けれど和音(コオド)は 空へと消えて
僕はただ 古い窓枠に手をかけ
あきらめ切つた 夏をみつめてゐる

――古い窓をひらいても、そこには誰もゐない森と夏雲があるばかり。ピアノの音だけが、静かに光つてゐた。


#日記広場:小説/詩

  • 眠

    2026/07/26 09:38:34

    > みきさん
       
       蝉時雨 己の影も 息を潜め

       影一つ 炎の街を 歩みゆく      
                        コメントありがとうございました^^

  • みき

    みき

    2026/07/26 07:24:31

    おはようございます。
    お久しぶりです。m(_ _)m

    先週からセミさんが鳴き始めました。今もお外で鳴いています。
    ミ~ンミンミン♪
    いよいよ真夏の到来です。

    (↑)メンデルスゾーンの「無言歌」を連想しました。
    ヤコブ・ルートヴィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(←なんて長いフルネーム!)
    作曲家にしては珍しく、裕福な家庭に生まれ育ち、作曲以外でも絵画などに卓越した才能を発揮。
    でも、その作品にはどこか哀し気な影もあって。
    天才は早世する、彼も39歳という若さで亡くなりました。

    昨日は帰り、予報になかった突然の雷雨。
    酷い目に遭いました。(>_<)
    もう、夕立なんて風流なものではなくて、完全にスコールです。
    亜熱帯化してない?、日本。(^^;)
    最寄駅からお家まで、無傷では済まないと思って、タクシーで帰ってきちゃいました。
    助かったのは、タクシーの待ち時間が小降りだったこと。
    最近、本当にタクシー少ないんですよね。
    運転手さんもいないって聞きました。
    どこも人手不足。
    タクシーも今やかなり高くて、気軽に乗れるものではなくなってしまっていますけれど、こういうときは仕方ないわよね、って割り切っています。

    お家から最寄り駅まで片道20分、途中に100段の階段付き。(^^;)
    これを毎日のいい運動、と前向きに捉えたいところではあるのですけれど・・・。

    7月も下旬、今週末からは8月に入ります。
    試練の真夏です。(←私、暑いの苦手な人なのです。)
    それでは、今週もよろしくお願いいたします。