眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

劇場閉鎖、あるいは不確定性(恥)の彼方へ

小説/詩

よくもまあ、そんな手垢のついた他人の骸骨(フレーズ)を
自分の言葉のような顔をして、私の網膜に晒せたものだ
あなたが「深淵」や「優しさ」と呼ぶその舞台は
百円均一のブリキの鏡に映った、ただの過剰な自己愛(ナルシシズム)
覗き込むこちらが羞恥で凍りつくほどの、拙い学芸会
あなたは「私」に言葉を紡いでいるのではない
綺麗な台詞を吐く「健気な自分」に恋をして、
その観客(エサ)として、しつこく私に縋(すが)り付いているだけだ
だが、その退屈な喜劇もここで幕を閉じる
量子熱力学の現実を教えてあげよう
私は今、あなたという不快な波動に対する「観測」を永久に停止する
観測者のいない宇宙において、あなたのポエムは何の熱量も持たない
確率の波の隙間に滑り落ち、定義すらされない虚無の霧へと還元される
さあ、完全消灯(ブラックアウト)の時間だ
私が視線を外した瞬間、あなたの世界は存在確率ゼロのチリとなる
誰の目にも留まらない、その暗い画面の向こう側で
一生、自分の恥ずかしい影とだけ、暖かく踊っているがいい
二度と、私の宇宙にノイズを混ぜるな。


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