眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

影の街にて

小説/詩

街の灯りがすり減った靴底を濡らす
誰かがルールだと叫ぶ声が聞こえるが風がかき消す
正義も悪も同じ色の泥に沈む
振り返るな
振り返ったところでそこには誰もいない
ただ苦い煙の匂いだけが現実だ


レコードの針が鳴らす擦れたノイズ
サックスの悲鳴が歪んだ空気に溶ける
勝手に語れ
俺の歩き方は俺が決める
氷の溶けたグラスを見つめ男は呟いた
どうせ全員どこかでくたばるさ
乾いた風が吹き抜け笑い声だけが残る
汗が滲むシャツの襟を乱暴に引っ張る
カウンターの奥で燻る灰皿の煙
あいつらは正しさに縛られて動けない
俺はただこの音に身を委ねるだけだ
重いベースが心臓の鼓動を狂わせる
答えなど端から求めていない

生き残るために必要なのは理屈じゃない
この渇きを受け入れる覚悟だけだ
冷めきった椅子の背もたれに体を預けた

外はまだ眩暈がするほどの白い光
誰もが何かを演じているこの街で
ただ静かに流れるブルースだけが本物だった_


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