パストラル(牧歌)— 阿蘇の暮色
ともしびが ひとつ消えるやうに
ひぐれは 静かに草千里(くさせんり)に降りてきた
烏帽子(えぼし)の峰は あかい夕映えをまとい
青いねむりのなかに かへってゆく
ひぐれは 静かに草千里(くさせんり)に降りてきた
烏帽子(えぼし)の峰は あかい夕映えをまとい
青いねむりのなかに かへってゆく
放たれた馬たちの あしおとが遠のき
小さな村の窓に あかりがともる
火の国の みづみづしい夜は
星のまたたきと ともにひらかれる
小さな村の窓に あかりがともる
火の国の みづみづしい夜は
星のまたたきと ともにひらかれる
僕らはただ 草の上に身を横たへ
古き噴煙の語る 美しいおはなしを聞かう
乾いた野薔薇(のばら)の匂ひのなかに
古き噴煙の語る 美しいおはなしを聞かう
乾いた野薔薇(のばら)の匂ひのなかに
夜の風が やさしく僕らのひたいを撫で
明日のあかるい朝を 約束するとき
静かな夢が 僕らを包みこむだらう
明日のあかるい朝を 約束するとき
静かな夢が 僕らを包みこむだらう