眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

阿蘇の窓にて — 旅人の歌

小説/詩

夕映えは 外輪山のなだらかな肩を染め
旅人の僕は ひとつの窓辺に佇(たたず)む
草千里をわたる風が カーテンを小さく揺らし
真夏のあかるい一日の終はりを 告げてゐた
遠い火の山の かすかな煙のゆくへを
僕はただ しづかな眼(まなこ)で追つてゐる
見知らぬ村の ともしびがひとつ、またひとつ
青いねむりのなかに ともりはじめる
窓よ おまへは旅する僕の孤独を写し
はるかな故郷(ふるさと)の 夢を運んでくる
かすかに匂ふ 野薔薇の香りのやうに
夜のしじまが この宿りを深く包むとき
僕はひとりの 幸福な旅人となり
明日のあかるい道へと ねむりにつくだらう_


#日記広場:小説/詩

  • 眠

    2026/08/05 12:13:41

    > 音.さん
    「人はトラブルに遭ったとき、自分で自分に『二本目の矢』を突き刺して、余計に苦しんでいる」
    一本目の矢は、手術への恐怖や、体の痛みという「避けられない現実」です。これは怖くて当然ですし、不安になって当たり前です。
    でも、二本目の矢は違います。「なんで自分だけがこんな目に遭うんだろう」と考えたり、「あの人は元気そうなのに、それに比べて私は……」と他人と自分を比べたりすることです。
    他人の状況と自分を比べて、一喜一憂する必要はまったくありません。外からは幸せそうに見える人だって、見えないところでどんな苦労や悩みを抱えているかは分からないものです。だから、外を見るのはもうやめましょう。今のあなたの不安やしんどさは、他の誰とも比べられない、あなただけのものです。「今、私はすごく不安なんだな」と、自分の気持ちをそのまま、ただ優しく受け止めてあげてください。

    先のことを考えて怖くなったら、「なるようにしかならない」と心の中でつぶやいてみてください。これは諦めではなく、「先のことは、その時の流れに全部任せちゃおう」という、心をフッと軽くするための魔法の言葉です。あなたが今あれこれ心配しても、未来が変わるわけではありません。だから今は、先の心配も、他人との比較もぜんぶ手放して、自分のことだけを考えてください。ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐き出す。ただそれだけに集中して、自分の体をいたわってあげましょう。

    あなたの身体は、あなたが眠っている間にも、休むことなく、生きようとする力を灯し続けている。土の下で、じっと春を待つ種が守られているように、あなたの内側にある癒やしの営みも、驚くほど確かで、力強い。他人のために、あなたの貴重な心のエネルギーを使ってはならない。いま、あなたに許されている唯一の仕事は、ただ今日を呼吸し、ご自身の命の温もりを信じることだけ。焦る必要はない、すべては満ちるべき時に満ちていく。

                ๏̯͡๏⋆꙳コメントありがとうございました

  • 音.

    音.

    2026/08/05 10:34:54

    窓辺に佇む旅人の孤独が、草千里を渡る風や
    ひとつずつ灯りはじめる村のともしびに、静かに包まれてゆくようでした。
    故郷を思う気持ちは消えないままなのに、その夜だけは、ひとりであることが寂しさではなく
    たしかな幸福に変わっている。
    明日のあかるい道へ向かって眠りにつく、その終わり方がとても好きです。