眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

月光のエンブレイサブル・ユー

小説/詩

深夜二時の十字路
ネオンの灯りが途絶えた場所で
行き場をなくした風が
トレンチコートの裾を揺らす
かすかに聴こえるのは
夜の隙間を埋めるサラの低音
傷ついた心に深く深く染み渡る
優しく、重い、愛の告白
「私の愛を受け入れて」
寂れた波止場へ続く道
足音だけが夜の静寂を刻む
錆びついた錨(いかり)の向こう
黒い海が静かに息を吸っていた
雲が裂け、月光が降り注ぐ
冷たく、鋭い、一筋の光
それはまるですべてを暴くように
波止場のコンクリートを白く染め上げる
ポケットに両手を深く突き込み
ただ一人、水平線を睨む
ここにはもう、奪い合うものなど何もない
あるのは静かな決意だけ
「代わりのきかないあなた」
届かない腕をそっと伸ばし
夜風の中にその幻を抱きしめる
月光に照らされた影が
静かに、長く、波止場に伸びていった_


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