眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

旅立ちの引き出しペルセウス座流星群

小説/詩

銀の指輪をそっと引き出しの奥へ
見えない文字で綴られた過去を
暗闇の底へと仕舞い込む
カチリと鳴った小さな錠の音は
僕たちの季節が終わった合図
もう夜空を見上げる理由はない
宛てのない足跡
冷たい形見を置き去りにして
僕は薄明の街へと歩き出す
行き先などどこでもよかった
ただ、君のいないこの部屋から
遠くへ、遠くへ、逃れるように
風が僕の背中を冷たく押し
見たこともない見知らぬ終着駅へ
寂しさだけを道連れにして
僕は静かに消えてゆく


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