眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

質量と光のソネット

小説/詩

かすかな風が 窓をたたいて
ぼくのなかの静かな時間を 呼びさます
すべての重みをもった存在は その奥底に
まばゆい光の祈りを 隠し持っているのだろうか
夕闇が パステルカラーの街を包むころ
机のうえで ひそやかに息づく数式
E = m c ^ 2
それは質量が 光へと還るための約束
あなたがぼくの名を 優しく呼んでくれるとき
小さな命は 無限のエネルギーとなって
あたたかな光の粒へと ほどけてゆく
消え去ってゆくものへの なつかしい郷愁のように
ぼくらはただ 光の速さのその二乗のなかで
夢を見つづける ひとつの旅人なのだ


#日記広場:小説/詩