眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

遠い想いLeft Alone

小説/詩

凍てつく夜の底、ペチカの火はとうに消え失せた。
窓硝子を叩くのは、シベリアからの容赦なき吹雪。
ウォッカの乾いた苦みだけが、喉を焼き、生を証明する。
お前は去った。神もまた、この街を見捨てた。
足元に広がるのは、どこまでも深い雪原。
追う者も、追われる者も、やがて白い闇に等しく埋もれる。
古いピアノの鍵盤は凍りつき、
弾く者のない葬送曲(レクイエム)を夜の静寂に響かせている。
擦り切れた外套、
泥と氷に塗れた長靴。
罪を背負うには、これだけで十分だ。
憐れみなど乞うまい。
孤独とは、主が人間に与えた最も誠実な罰なのだから。
夜明かりの来ぬ監獄で、ただ立ち尽くす。
凍死の一歩手前で、俺は己の魂の輪郭を知る。


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