眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

原罪のスタウログラム

小説/詩

白夜は遠く去り、
むせ返るような真夏の太陽が、
うだるアスファルトと泥を容赦なく照りつける。
その陰鬱な大気の底で、
一本の桜が、狂ったように花を開いていた。
季節を知らぬ白き花弁。
それは神の慈悲か、それとも悪魔の嘲笑か。
道行く者は誰ひとり足を止めず、
ただ重い足取りで、罪の澱(おり)のような影を引きずる。
ああ、我々はなぜ生きるのか。
胸の奥底で、古びた鐘が鳴り響く。
泥にまみれた手でパンをちぎり、
血に染まった記憶をウォッカで洗い流す夜ごと、
あの木から、一片の花びらが落ちる。
それは我が魂の原罪。
美しさと醜悪さが混ざり合う、灼熱の午后。
赦されざる者たちの頭上に、
狂い咲く桜の雪が、罪の重みをもたげて降り注ぐ。
凍てついた大地ではなく、
燃え盛る夏の業火の中で、
私たちはなお、神の沈黙に怯えながら震えているのだ。


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