眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

想いで——東方の浜に寄せて2

自作小説

それは 黄昏の薄紫の影から
三日月の細い刃が 天空を切り裂く時
潮騒に紛れて 静かに零れ落ちる
星の欠片を 砂丘に探す旅人のように
東方の浜辺には 冷ややかな風が吹き
波頭は銀色の光を纏って 砕け散る
僕はただ独り 夜の始まりに立ち尽くし
お前と見上げた 遠い夜空の記憶を辿る
欠けた月は 去り行く季節の面影
砂に埋もれた星屑は 叶わぬ約束の残骸
僕の胸の隙間を 寂寞の影が満たしていく
それでも波は寄せ 夜は深く更けるだろう
あの清冽な 東方の星空の輝きを
もう一度だけ この掌に救い上げるために……


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