眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

グッドバイ虚空の雨

小説/詩

生ぬるい風が、古いブラインドを揺らす。
誰もが誰かに役割を求め、値踏みし合う街だ。
アスファルトが吐き出す熱い息と、
激しい雨が衝突し、無駄な熱量を冷ましていく。
すべてを洗い流すような大雨の中で、
他人の視線も、自分への失望も、泥に溶けていく。
氷の溶けたグラスが汗をかいている。
「期待している」という言葉の、底知れない重さと胡散臭さ。
応える気も、裏切る気もない。
俺はただ、この濁った琥珀色を喉に流し込むだけだ。
「これからどうする」と、誰かが問いかける。
だが、その問いに返す色よい答えなど、最初から持ち合わせていない。
未来にも、過去にも、自分自身にさえ、もう何も求めない。
ただ、激しい雨の音だけが、空っぽになった俺を包んでいる。
重いコートの襟を立て、液晶の光を闇に葬った。
誰も呼ばない、誰も追ってこない。
重荷をすべて下ろした背中に、冷たい雫が爆ぜる。
振り返りはしない。
絡みつくすべての眼差しと、窮屈な期待に。
「グッドバイ」


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