眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

グッドバイ独白:灰のステンドグラス

日記

歪んだネオンが、足元の水溜まりに夜の血を流している。
まるで壊れたオルゴールだ、この街は。
誰もが何かを欲しがり、引き換えに何かを差し出そうと躍起になっている。


優しさ、か。
そんな大層なものじゃない。
俺が誰かに手を差し伸べることがあるとすれば、それは救済の祈りなんかじゃない。
ただ、これ以上この魂を汚したくないという、俺自身の身勝手な砦だ。
だから、その掌に温もりを期待するな。
「ありがとう」だの「恩を返す」だの、見返りの果実なら最初からドブにでも沈めておけ。
対価を求めるその手つきが、計算高いその目が、あまりに浅ましくて吐き気がする。
誰も信じない。何も求めない。
この冷淡な夜の街が、俺のふさわしい背景だ。
明日を乞う哀れな歌も、救済という名の甘い取引も、俺には必要ない。
すべてに、グッドバイ。
俺の矜持には、誰一人の指先も触れさせない。
この闇の深淵で、ただ静かに完結していればいい。
……それだけが、俺の選んだ光だ。


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