眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

グッドバイ独白:孤高の泥濘

日記

ネオンの墓場のような路地裏。
頭上では、ひび割れた電子看板が不規則に明滅し、湿ったコンクリートを毒々しい紫と赤に染めている。
遠くから聞こえるのは、狂ったようなクラブの重低音と、中身のない笑い声、そして金を無心する怒号。
都会の喧騒が、ぬるいヘドロのように足元へ溜まっている。

雨上がりのアスファルトに、世界が逆さまに映っている。
歪んだネオン。踏みつぶされた煙草の吸い殻。
金と、名誉と、色欲が、
ドブ川の油膜みたいにギラギラと光っては弾ける。
神を気取った高架下の占い師が、
薄汚い手で迷える仔羊の財布を掠め取っていく。
拡声器から流れる偽物の救済ソングが、
この街の、耳障りなBGMだ。
金、名誉、色、欲……。
どいつもこいつも、そんな泥水の中で嬉々として踊り狂っている。
それがこの街の正体か。浅ましい。
かと思えば、大上段から上から目線で正論をのたまう道徳家や、
全知全能を気取った薄汚い似非(えせ)宗教どもが、救済の安売りをしてやがる。
他人の魂に値札をつけ、自分のルールを押し付けるその手つき……。
反吐が出る。勝手にしやがれ。
何度も言わせるな。俺に、かまうな。
誰の神にも縛られないし、俺の歩幅は誰の指図も受けない。
見返りも、期待も、崇高な大義も、すべてごめんこうむる。
愛だの救済だの、欲望を隠した偽りの取引よ、
すべてに、グッドバイ。
俺はこの喧騒の底で独り、気ままに生きて、気ままに死ぬ。


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