グッドバイ独白:孤高の泥濘
ネオンの墓場のような路地裏。
頭上では、ひび割れた電子看板が不規則に明滅し、湿ったコンクリートを毒々しい紫と赤に染めている。
遠くから聞こえるのは、狂ったようなクラブの重低音と、中身のない笑い声、そして金を無心する怒号。
都会の喧騒が、ぬるいヘドロのように足元へ溜まっている。
頭上では、ひび割れた電子看板が不規則に明滅し、湿ったコンクリートを毒々しい紫と赤に染めている。
遠くから聞こえるのは、狂ったようなクラブの重低音と、中身のない笑い声、そして金を無心する怒号。
都会の喧騒が、ぬるいヘドロのように足元へ溜まっている。
雨上がりのアスファルトに、世界が逆さまに映っている。
歪んだネオン。踏みつぶされた煙草の吸い殻。
金と、名誉と、色欲が、
ドブ川の油膜みたいにギラギラと光っては弾ける。
歪んだネオン。踏みつぶされた煙草の吸い殻。
金と、名誉と、色欲が、
ドブ川の油膜みたいにギラギラと光っては弾ける。
神を気取った高架下の占い師が、
薄汚い手で迷える仔羊の財布を掠め取っていく。
拡声器から流れる偽物の救済ソングが、
この街の、耳障りなBGMだ。
薄汚い手で迷える仔羊の財布を掠め取っていく。
拡声器から流れる偽物の救済ソングが、
この街の、耳障りなBGMだ。
金、名誉、色、欲……。
どいつもこいつも、そんな泥水の中で嬉々として踊り狂っている。
それがこの街の正体か。浅ましい。
それがこの街の正体か。浅ましい。
かと思えば、大上段から上から目線で正論をのたまう道徳家や、
全知全能を気取った薄汚い似非(えせ)宗教どもが、救済の安売りをしてやがる。
他人の魂に値札をつけ、自分のルールを押し付けるその手つき……。
全知全能を気取った薄汚い似非(えせ)宗教どもが、救済の安売りをしてやがる。
他人の魂に値札をつけ、自分のルールを押し付けるその手つき……。
反吐が出る。勝手にしやがれ。
何度も言わせるな。俺に、かまうな。
誰の神にも縛られないし、俺の歩幅は誰の指図も受けない。
見返りも、期待も、崇高な大義も、すべてごめんこうむる。
誰の神にも縛られないし、俺の歩幅は誰の指図も受けない。
見返りも、期待も、崇高な大義も、すべてごめんこうむる。
愛だの救済だの、欲望を隠した偽りの取引よ、
すべてに、グッドバイ。
すべてに、グッドバイ。
俺はこの喧騒の底で独り、気ままに生きて、気ままに死ぬ。