眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

秋麗の風によせて2

小説/詩

おまへの髪をさらふのは どこの秋の風だらうか
さうして青い空の深みから やはらかな光が降る
僕はまた静かな道をひとり歩いてゐる
なつかしい面影をこころに抱いて――
小川の面(おもて)をわたる風が
すずしいささやきを置き去りにする
おまへは今どこで何を思つてゐるだらう
とほい倖(さち)の音を聞くやうに……
風よ おまへはどこへ急ぐのか
僕の小さなこころの祈りを乗せて
あの澄んだ空の果てまで吹いていっておくれ


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