眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

うつくしい嘘のために

小説/詩

偽善のなかに息をひきとる街の
ひそやかな、あまりにひそやかな崩壊。
窓をひらけば、うつくしい嘘の雲が
あんなにしろく、流れてゆく。
さよならを告げる小鳥たちさえ
きまった身ぶりの、きまった歌をうたい
私たちは、たがいのやさしさに甘えながら
しずかに、なにかを毀(こわ)している。
(それなのに、なぜだろう
光の破片が、こんなにまぶしいのは。)
いちどすべてが、ひそやかに壊れてしまえばいい、
あの青い、はるかな空のむこうへ。
私たちは、透明な悔恨だけをのこして
またあたらしい、偽りの朝をむかえる。


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