眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

Feeling Good3

日記

ヘッドライトの光が、濡れたアスファルトを白く引き裂いていく。
行き先なんて、最初からどこにもなかった。
ただ、この街の澱んだ空気を引き剥がすように、アクセルを踏み込むだけだ。
バックミラーに映る街の灯りが、次第に小さく、滲んでいく。
捨ててきた過去も、答えの出ない問いも、すべては加速する夜の闇に置き去りだ。
ガソリンの匂いと、低く唸るエンジンの鼓動。
それが今の俺の、唯一の道連れだった。
カーラジオから流れる擦れたブルースが、
誰もいない助手席を満たしていく。
どこへ向かうかではなく、どこからも自由であること。
その境界線に今、俺は立っている。
窓を少し開ければ、湿った夜風が頬を打つ。
冷たさが、鈍りかけた意識を鮮烈に呼び覚ました。
地図を持たない旅。
明日の日の出をどこで迎えるかさえ、俺は知らない。
だが、その不確かさこそが、今の俺をこの上なく満たしている。
暗闇の先へと続く一本道、
俺はただ、最高の気分で闇を切り裂いていく。_


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