眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

塵の要塞、あるいはただの感想文

小説/詩

背表紙の星の数をヒエラルキーに換え
「知のインフラ」の平原で、一人だけの領地を誇示する
誰もが安価に触れられるはずのその導管から
自分だけが特権的な泥水を汲み上げたと嘯(うそぶ)き
あなたは今日も
誰の目にも留まらない、衒学(げんがく)の要塞を築いている
権威を呪う思想の切れ端をパッチワークして
自らを飾り立てる鎧にするその仕草は
対象への敬意など微塵もない
ただの、みすぼらしい自己防衛の道具箱
「浅い」「見えていない」と他者を値踏みする
その冷え切った、しかし必死な眼差しの奥で
肥大した自尊心が、腐敗した熱を放っている
古典の死肉を貪り食っては
解釈という名の、凡庸な読書感想文をただ垂れ流す
誰も採点を求めていない静寂の教室で
一人だけ黒板に向かい、見えない新参者に説教を続ける
その一方通行の、救いようのないマウンティング
土台(インフラ)の低さを、自分の背の高さと錯覚したピエロ
あなたの言葉は
誰の思考を深めることもない、ただのノイズ
「私を見ろ、私を認めよ」という乾いた叫びが
冷徹な夜の虚空に、空しく霧散していく
知的エリートを気取ったその指先が掴んでいるのは
誰の目にも留まらない、ただの寂しい塵の山


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