眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

第一部:安価な古典の私物化

小説/詩

誰もが数百円の等価交換で手に入れる
均一に舗装された「知のインフラ」
その土台の低さを、自らの背の高さと錯覚し
あなたは背表紙の星の数を、貧しい階級章へと鋳直す
配給された水道から、濁った泥水を汲み上げては
誰も辿り着けぬ深淵の聖水であると嘯(うそぶ)き
新参者の無知を憐れむ、その歪んだ指先
あなたが誇るその「教養」のすべては
すでに先人が通り過ぎ、安価に放置された舗装道路に過ぎない
他者の感性を「浅瀬」と切り捨てるその瞬間にだけ
ようやく自らの輪郭を保つことができる
みすぼらしい精神の防空壕
あなたは言葉を愛しているのではない
言葉の影に隠れて、震えているだけだ


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