眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

去り行く旅人2

日記

第二部:日暮れの惑い
あんなに優しかった パステルの夕映えが
竹の節々に 赤い涙をこぼしている
去り行く私の背中を そっと炙りながら
追憶の痛みを 鮮やかに呼び覚ます
なぜ私は ここを離れねばならぬのか
問うてみても 風はただ通りすぎるだけ
引き裂かれた心の ひとつの破片(かけら)が
この林の土に 深く埋もれてゆくのに
堪えきれずに 頬を伝うしずくは
行く手を濡らす 孤独のしるし
私はもう あなたの元へは戻れない
暮れなずむ空に ひとつの星が灯る
それは私の あきらめの象徴(しるし)
影は闇に溶け 私は完全に旅人となる


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