眠りの森 〜言葉の雫〜

眠

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

暮れないキャバレー5

日記

第三部:グラスの底の答え
能書きはもういい、そこを退け
言葉で私を動かせないのなら、視界から消えてくれ
人生がどれほど不条理で、あるいは美しいか
それを決めるのは、お前の評価ではなく、私の足跡だ
お前が「正しい生き方」を語るとき
私はただ、冷え切った指先でグラスの縁をなぞっている
お前が「有意義な時間」を捏ねくり回すとき
私はただ、消えゆく煙草の灰を見つめている
語れば語るほど、お前という存在が透き通っていく
中身のない硝子細工が、光を反射して眩しいだけだ
背中を押してくれる正論ではなく、ただ隣で黙って耐える背中だ
暮れないキャバレーの片隅
私は最後の一口を飲み干し、お前を置いて席を立つ
さらばだ、理屈で世界を支配した気になっている住人よ
言葉の届かない現実へと歩き出す
 



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