眠りの森 〜言葉の雫〜

眠

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

乾いた月光

小説/詩

喧騒は 灰皿の底で 完全に消え失せた
歪な文字列も 慇懃なノイズも
ブロックボタン一つの 重みで 闇に沈む
後に残されたのは 完璧な静寂と
冷え始めた 深夜の空気だけだ
窓を開ければ
そこには 饒舌な言葉を 必要としない
剥き出しの 秋の名月
奴らが どんなに言葉で 飾り立てようとした世界も
この 冷たい黄金の光の前では
ただの 浅薄な悪あがきに 過ぎない
グラスに注いだ バーボンに
静かに 月の破片が 落ちる
他人の思想を 語る口を持たない 月は
ただ 寡黙に 都会の屋根を 照らし出している
「○○○○」だと?
笑わせるな
本当の「美しい夜」ってやつは
言葉を 失くした男の 前にしか
現れはしないのさ
乾いた風が 紫煙の記憶を 連れ去っていく
今夜の月は
少しばかり 綺麗すぎるな_


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