月と、竹林のうた
あおい、しづかな、夜のひろがりに
いつのまにか、ひとすじの細い月が浮かんでゐる
竹の葉のさやぎのすきまから
その光は、こぼれるやうに落ちてくる
いつのまにか、ひとすじの細い月が浮かんでゐる
竹の葉のさやぎのすきまから
その光は、こぼれるやうに落ちてくる
ぼくは、そのつめたい光をあつめ
小さな器にみたしてみたいとおもふ
きみと歩いた、あのとほい日々の
消え残るおもひでのように
小さな器にみたしてみたいとおもふ
きみと歩いた、あのとほい日々の
消え残るおもひでのように
風は、竹の小径をかすめてゆき
あおい影の、ふかい底に沈んでゆく
三日月は、ただ、やさしく
ぼくの、さびしい額(ぬか)を照らしてゐる
あおい影の、ふかい底に沈んでゆく
三日月は、ただ、やさしく
ぼくの、さびしい額(ぬか)を照らしてゐる