窓をたたく雨の音楽
かすかな音楽が 梢からこぼれて
私の小さな部屋の窓を そっとたたく
それは冷たい 秋の日の雨だれ
銀の糸にむすばれた しずくのつぶやき
私の小さな部屋の窓を そっとたたく
それは冷たい 秋の日の雨だれ
銀の糸にむすばれた しずくのつぶやき
失われた季節の おもいでをあつめて
ひとつぶ、ひとつぶ、ガラスを濡らす
きみはどこかで この同じ唄を
かすかなため息と きいているのだろうか
ひとつぶ、ひとつぶ、ガラスを濡らす
きみはどこかで この同じ唄を
かすかなため息と きいているのだろうか
そよ風のようには もう歌えないけれど
雨のしずくは 青いガラスの器のなかで
静かに かなしみを湛えている
雨のしずくは 青いガラスの器のなかで
静かに かなしみを湛えている
あたたかい光が 遠い雲のむこうに隠れても
私の心は あのあわい夢のなか
雨だれの響きに そっと眠りつづける
私の心は あのあわい夢のなか
雨だれの響きに そっと眠りつづける