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ふじ・王林

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西日本と東日本の太平洋側を中心に激しく降る所も。
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【ふじ・王林】 ふじ・おうりん Fuji・Orin

          Malus

☆リンゴのふじ・王林は、
 リンゴ属Malusセイヨウリンゴ種M.domesicaのに属する品種です。

<概要>

〇ふじ・王林

@ふじ・王林の詳細

 ☆ふじ

  甘味と酸味のバランスが良く、
  果汁たっぷりでシャキッとした食感を楽しむことが出来まして、
  皮は滑らかで色付きが良いです。

 ★王林

  甘さが強く、酸味がほとんど感じずに香りが良く、
  皮は黄緑色で果点やサビがあり、表面がザラザラしています。

@味の違い

 ☆ふじ
 
  甘味が非常に強く、適度な酸味があり、コクが深いです。

  ■ふじの強い甘味や適度な酸味と深いコク

  糖の蓄積特性と蜜入りによる香気成分(エチルエステル類)や、
  スクロース合成酵素の高活性と新品種由来の、
  酸味バランスが組み合わさって生じます。

  ◇甘味が非常に強くなる科学的理由
  
   ふじの甘味の強さは複数の生理・遺伝的要因が重なって生じます。

   ▲果糖とショ糖の蓄積量が多い

    ふじは成熟期にスクロースリン酸合成酵素(SPS)の活性が高く、
    果頂部で特にスクロース蓄積が進むことが示されていまして、
    スクロースは甘味度が高く、
    果糖(甘味度115~173)も多く蓄積する為、
    総合的な甘味が強く感じられます。

   △蜜入りによるソルビトール蓄積と完熟度の高さ

    蜜はソルビトールが細胞間隙に蓄積した状態で完熟のサインで、
    果熟果は糖変換が進みまして、
    果糖とショ糖が増える為、甘味が強くなります。

   ▲蜜入り果では香気成分が甘味を増強する

    蜜入りふじではエチルエステル類が顕著に増加し、
    嗅覚を通じて「甘い風味」を強化します。

    *エチルエステル類・・・酪酸エチルやカプロン酸エチル等

    又、官能評価でも、エチルエステル濃度が高い程、
    「甘い香り」が強く感じられることが示されています。

  ◇適度な酸味が残る理由

   ふじは甘味だけではなく、酸味も適度に残る為、味が単調になりません。

   ▲リンゴ酸の含有量が比較的高い

    産地比較研究では、ふじは糖度だけではなく、
    滴定酸度も高い傾向がありまして、
    甘味と酸味の両方が強い「濃厚な味」を、
    形成するすることが示されています。

   △糖酸比が良食味の範囲(30~40)に入りやすい

    長野県上水内郡飯綱町(かみみのちぐんいいづなまち)の糖酸比は、
    30~40に近く、甘みと酸味のバランスが良いと評価されていて、
    この比率は「濃厚でバランスの良い味」を生む科学的指標です。

  ◆コク(濃厚さ)が生まれる理由
  
   ふじの「コク」は、甘味と酸味だけでは説明出来ず、
   香気成分と食感が深く関与します。

   △エチルエステル類による芳醇な香り

    蜜入りふじでは、エチルエステル類が増加し、
    フルーティーでスイートな香調が強まります。

    香りは味の知覚を増強する為、甘味と酸味に「厚み」が生まれます。

   ▲貯蔵中にも甘い香気成分が増える

    ふじは貯蔵中にエチレンの作用で、
    エタノールとエチルエステル類が生成されまして、
    甘い風味がさらに増すことが報告されています。

   △果肉の緻密さと高い膨圧維持

    新品種「国光(こっこう)」由来の硬い肉質と、
    「デリシャス」由来の膨圧低下が緩やかな性質を受け継ぎまして、
    食感が長期間保たれます。

    そして、緻密な果肉は果汁保持量が多く、味の濃さを感じやすくします。

  ◆ふじが特に「濃厚で甘い」品種になった背景(遺伝的要因)

   ・デリシャス由来:甘い風味や蜜入り特性、香気成分の豊富さ

   ・国光由来   :硬い肉質と貯蔵性の高さ

   この2つの長所が合わさりまして、
   甘味や酸味、香り、食感のバランスが極めて良い品種になりました。

 ☆王林

  酸味がほとんど無く、蜂蜜のような強い甘さと芳醇な香りが特徴です。

  ■王林の強い甘さと芳醇な香り

  高い糖度(14~15%)と極めて低い酸度(約0、2%)と、
  そして、親品種由来の香気成分の豊富さによって生じます。

  ◇王林が「甘くて酸味が少ない」科学的な理由
  
   ▲糖度が高い(14~15%)

    王林は果肉に含まれる糖量が多く、
    一般的なリンゴよりも甘味が強いとされていまして、
    糖度が高い程、味覚として「甘い」と感じやすくなります。

   △酸度が極めて低い(約0、2%)

    王林の酸味成分(主にリンゴ酸)は非常に少なく、
    酸度は約0、2%と報告されていまして、
    酸味が弱いと、同じ糖度でも甘さがより強調されまして、
    蜂蜜のような甘味として知覚されます。

   ▲親品種の遺伝的特徴

    王林は「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交配品種です。

    ▽ゴールデンデリシャス

     香りが強く、甘味が高いです。

    ▼印度
   
     強い甘味と長期保存性があります。

    この両者の特徴が合わさりまして、
    甘味が強く、香り豊かな性質が遺伝的に固定されています。

  ◇芳醇な香りが生じる科学的理由

   ▲揮発性香気成分(エステル類とアルコール類)が豊富

    王林は「独特の芳香」があるとされていまして、
    香気成分の生成量が多い品種です。

    香りは主に以下の揮発性化合物によって生じます。

    ・エステル類(フルーティーな香り)

    ・アルコール類

    ・カルボニル化合物

    このように、親品種のゴールデンデリシャスは、
    香気成分が多いことで知られ、王林にも強く受け継がれています。

   △成熟過程で香気成分が増加する

    王林は晩生品種で、熟度が進む程、香りが強くなる傾向がありまして、
    果皮の「サビ」が多い程、甘味が強いとされるのも、
    樹上での成熟が進み、香気成分が増える為です。

問題 王林の甘さと香りをさらに強く感じる理由(知覚の科学)についてですが、
   次の文章の???に入る言葉を教えてください。

   〇王林の甘さと香りをさらに強く感じる理由(知覚の科学)

   @酸味が弱いと香りが際立つ

    酸味が強い果実は、香りの知覚が抑えられることがありまして、
    王林は酸味が非常に弱い為、香り成分が味覚と協調する為、
    芳醇な香りを強く感じやすいです。

   @果汁が豊富で???が拡散しやすい

    王林は果汁が多く、???が口内で広がりやすい特徴があります。

1、香気成分

2、酸味成分

3、辛味成分

ヒント・・・〇王林の???

      新規ラクトン類(環状エステル)とエチルエステル類が中心で、
      特に貯蔵中にエチレンによって、
      甘い〇〇成分が大きく増えることで知られています。
 
      *エチレン・・・ガス状の植物ホルモン

お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。




  




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