天使の棲む街

くりす

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巣守帖

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以下、読売オンラインからの引用記事です

”<引用開始>源氏物語、幻の続編「巣守帖」か…写本確認

11月2日3時37分配信 読売新聞

 現代に伝えられる「源氏物語」54帖(じょう)には存在せず、古い注釈書などに巻名だけが残る「巣守帖(すもりのじょう)」とみられる写本の一部が残されていたのを、池田和臣・中央大学教授(中古文学)が初めて確認した。

 光源氏の次男である薫や、孫の匂宮(におうみや)を描いた最終章「宇治十帖」の“続編”とされる内容。紫式部の死後、別人が書いたとの説が強いが、これまで実態がわからなかった〈幻の写本〉で、源氏物語の変遷を探る貴重な資料となりそうだ。

 池田教授が古書店から入手した15・5センチ四方の文書2枚。筆跡や紙質の鑑定などから、鎌倉末期から南北朝時代のものとみられる。

 源氏物語は54帖があったとされるが、鎌倉初期の故実書「白造紙(はくぞうし)」には、「巣守」など三つの物語名が巻名目録に加えられていたほか、人物紹介などを記した源氏物語古系図にも、「巣守」の名が挙げられていた。

 これらの資料に基づく「巣守」の粗筋は、薫の誠実さにひかれた「巣守の君」が若君を産み、求愛する匂宮の執着から逃れようと山中に隠れてひっそりと暮らす内容。見つかった写本には、山に沈む月を見ながら隠とん生活を送る「巣守の君」の心情を思わせる和歌が記されていた。

 池田教授は「『宇治十帖』で、浮舟をめぐる三角関係に敗れる薫に同情した後世の人物が、物語を対照的に書いた“外伝”だといえる」とし、執筆年代や人物の関係などから、散逸した写本にほぼ間違いないと結論づけた。21日に東京・実践女子大で開かれるシンポジウムで報告する。<引用終了>”


今更ですがちょっと気になる話題だったので載せてみました。
興味深い内容ですが、これはちょっと…。
一源氏ファンとしては多分外伝だろうなぁ、
むしろ外伝であって欲しいなぁという印象が拭えませんね。
仮に本当だとしたら蛇足のような…。
ていうか懲りずに薫の想い人に手を出そうとしてる匂の宮萌え!!
…ねぇよwいい加減にしろw学習能力ないのかコイツ!!
あ、すみません仮にも帝の第三皇子の宮様でしたw

大好きな大君と結ばれないまま死別したり、その忘れ形見を横から掻っ攫われたりと
色々と同情する部分も大きい薫君ですが、奴も色々と間違った方向に行ってますからね。
お前が変なこだわり持ちすぎるから色んな人が不幸になったんじゃねえかと小一時間。

やだやだ、薫君に救いなんて必要ないやい!!
薫君は誠実そうで聖人君子ぶったただの俗世間の小物野郎でなきゃ嫌だいw
…とか思ってしまう私は薄情でしょうか?^^;

でも個人的には「夢の浮橋」でのあの終わり方で充分なんだけどなぁ…。