《知ってる?アビリティワールドの歴史!》

ここ、アビリティワールドは国というよりも世界と呼ぶべきではないかというほどの国土があります。ここでは、国というより世界というわけでたくさんの町や地区、国が存在します。
ここは、能力の国と一般的に知られていますが、哲学と森羅万象の世界と呼ぶべきだと考えられています。
貴方達の所で言うと科学と自然といったところでしょう。
そして、すべての能力や学問は哲学と森羅万象からなると考えられています。
ここでは、沢山の能力者が毎日自分流の哲学を繰り広げています。
ここでの授業も自分流の哲学を説くための方法の例を教えています。
能力カリキュラムというものはほとんどありませんが哲学カリキュラムならあります。
それでは昔話でもしましょうか?
その昔、とある最高レベル能力者と最低レベル能力者が旅をしていました。
その旅路の途中途中に最高レベル能力者に挑戦しようとするものが沢山いましたが、最高レベル能力者は何もせず、戦ったのは最低レベル能力者だけだったそうです。
なぜ彼のような何の能力も無いのに幾度もの戦いに勝てたのかというと、なんと何も触れなかったというのです。
なぜ何も触れなかったのに勝てたのか?
それは、彼は自らの哲学で森羅万象を読み、操作して勝ったそうです。
彼は確かに能力はありませんでしたが哲学を磨き、己を奮い立たせ、森羅万象を読み取って勝った。彼が言うには、『隣に頼れる仲間がいるとき能力よりも哲学よりも強い力を出して森羅万象を扱える』とのことです。
未だに誰もすべて理解できた人がいないそうです。
これが私の知っているすべてです。それではごゆっくりとお楽しみくださいませ。

続く

次回の『REAL × FAKE』は《観光道(たびじ)》をお送りします。

今日の名言

｢確かに俺は俺でお前はお前だが俺はお前だ。俺はお前の見ているものすなわちお前の世界の中の存在。要するにお前の中に俺がいる。俺はお前なんだ｣

以上!

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