あけましておめでとうございます～♪

いよいよ2009年ですね～

昨年は当初から緩やかに景気が下降していたそうで,
終盤に一度に最悪の事態になってしまったとゆーことです.

わたしの勤めている会社が係わっている
半導体業界は, 景況の長い周期の波がある業界と
知られているので,そろそろかな？と,身構えていた
ところらしーのですが,

今回の不景気はそういうシリコンサイクルと
別のところ(金融不況)からの影響もあいまって
かなりキビシイ状態です.

一部を除くと…
インテルはまだまだ余力を残しているらしくて
予定通りに設備投資もおこなっちゃうんだとか…

国内は上のほーのお話を聞く限りでは,
2011年の地上波ディジタル完全移行のシナリオから
1年半後くらいから上向くという予測らしいですね.


自動車産業の企業ピラミッド構造が崩壊しかかって
いるので,これらを参考としている産業の多くが危機を
共有していると見られています.

今後は全く違う産業構造が必要となるとは分かっています
が,具体的にどう変わればいいのか…

極端には,ピラミッド構造…とゆーか,どちらかと言うと
自然界の食物連鎖によく似た構造だったのですが,
これが産業構造で問題となるのは,ピラミッドの下から
上への物資の流れだけで無く, 上から下への資金の流れが
あって, 下部構造の産業が生かされていたので,上部構造の
産業の勢いが減速しちゃうと, ずーっと下の構造にまで
広範囲に影響が出てしまうことがモンダイなんですよね？

下部構造の会社で作るモノが, 自動車に"しか"使えないモノ
の場合は, 上部構造の産品である自動車が売れなくなると,
その会社は売れるものが無くなって潰れてしまいます.

そう,ト○○社の方針でその部品"のみ"を作っていた会社は
そういう目に遭ってしまっているワケです.
もちろんその部品がニッ○○社でも使えるのなら, そっちへ
売ればいいんでしょうけれど, ○○タ社も○○○ン社も
どちらも売れない状況は同じなので,どうしよーも無くなる
事態に陥ってます.

たとえばその部品が医療関係などにも使えるモノならば
そちらで買ってくれるトコロを探せばいいんですが,
そういう柔軟性が自動車産業の下部に当たる企業群では
失われているみたいです.

まぁ,ぎりぎりの価格でモノを作る, 在庫を上部の企業で
持ってくれない…なんてことしていたら,企業の体力を
消耗してしまうことでしょう.
過当競争によって生き残っても, 今回の様に資金調達元の
金融の足元が揺らいでしまっては,生き残れる余地は
少ないということでしょう…


産業構造としては, ピラミッドの中に組み込まれること
よりも,もっとフラットで,汎用性の高い部品の組み合わせ
で作れるよーになって, 大手が専用設計してモノを作る
よりも, 汎用パーツで"だれでも"作れるよーになったら
良い様に思えます. ほら,パソコンみたいに, インター
フェースが規格化されていて,ドコのメーカー品でも
OKみたいになれば良いのではないかなぁ(笑)

情報家電業界では,特に液晶テレビで同様の流れに
辿り着きつつある様です.液晶テレビのコントロール
をするソフトウェアは…じつは,Linux(リナックス)に
なってしまっているんだとか！
マイクロソフトも携帯やテレビへ組み込むつもりで
ROM-DOS, WindowsCE, なんてものを作ってたんです
から狙ってたハズ.
でもオープンソースのLinuxに市場をわずかずつ浸食
されていっている様です.

経済のグローバル化は,１国の経済破綻が他国に影を
落とす状況を作ってしまいました.
まぁ,多国籍企業が活動を効率化する上で国毎の境目に
あるハードルを低くする必要があってのこと.
金融市場もこれに習ってグローバル化していった
ワケですが, 同時にわずかに残る国間の市場の温度差を
利用して金融市場は利益をあげて来たのですが,
その仕組みの危うさを知りつつ大きな利益を得るために
そこで動かす資金が大きくなっていったために
被害が大きくなってしまったとも言えるのでしょう
金融の自由化により危険なゲームが専門家の手だけでなく
一般人の手に渡ってしまったコトがモンダイであったの
かも知れません…

今後は仕組みのオープン化に乗っ取って,
代替えの出来る仕組みがいくつか並び立つ状態に
なるのではないかと思います.
産品の規格化複数の調達元・経路を使い大きな
ピラミッドを形成しなくてもモノが作れる方法論が
進歩していくことになるでしょう.

ながながだらだら書いちゃった(笑)ケド
変わって行く年になると思います.きっと